セーヌ川沿い

セーヌ川両岸の自転車交通を制限し、代わりに公園など緑地帯を整備。歩行者や自転車を優先する再開発計画を発表

地上の街区、生活空間とセーヌ川とを直接結びつけ、地上は３車線の生活道路、自転車専用道路、歩行者専用の空間のみとし、通過交通は地下へ、河岸は親水空間として公園などの整備を行なう。

人工島によるカフェも設置される。

市長は、02年から毎年セーヌ右岸に夏季限定の人工砂浜「パリ・プラージュ」を企画したり、07年には自転車シェアリング『ヴェリブ』を導入するなど、歩行者有線・環境重視の政策を推進しており、本整備計画も「パリ・プラージュ」の成功が背景にある。

フランス国鉄（ＳＦＣＦ）の敷地を中心とした130haの再開発計画であり、地区のセンター的な施設で最初に建設された国立図書館の周辺に、オフィス、住宅の建設を進めている。　

■転用の背景

【行政施策】2010年４月パリ市長が、セーヌ川両岸の自転車交通を制限し、代わりに公園など緑地帯を整備。歩行者や自転車を優先する再開発計画を発表。

■竣工時期
2012年完成目標

■周辺との関係

ネットワーク（アクセス性）

歩行者や自転車を優先するため、自動車交通制限